prologue
夢を見た
弦の望と並んで歩いている
信号でいつもひっかかる交差点で
手を繋ぎたくて肩をくっつてると
君も指を探る
でも決してスマートじゃなくて
触れては離すの繰り返し
ねえ、恥ずかしい?
尋ねると
顔真っ赤にして唇を噛む横顔
いや?
覚悟を決めた指は濃厚に絡められる
2人一緒に制服のまま歩く
♪何百回だって伝えるよ
何万回だって君が好き♪
BGMが流れるのは神山ボイス
帰りたくない
終わりたくない
夢の中で何度もそう願い続けた
君の手の温もりが伝わって
傾ける私の頭は
肩までも届かなかったけど
遠くて近い君が
愛しくてたまらなかったよ